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2002年12月11日

クリエイターの基本

最近、マトモにHPを作ってない自分に気付いた。
技術的な部分では、今さらどうあがいても「職人」にはなれないし、元来面倒くさがり&いい加減な性格なので、「きれいなソースで書く」とかに執着心がない。(威張るな!...もちろん、気にしてはいるけど...)
とはいえ、やはりそれでもそれなりの知識がなければディレクションもできない。
もっと勉強せねば〜。。。カナリ、怠けてる。

「htmlメールを作れる?」と訊かれて、軽く口論。

「普通にHP作るのと同じ事ですから作れますよ。でも、htmlメールはオススメしません」
「なぜ?」
「迷惑と感じる人が多いからです。」
「その根拠は?」
「根拠って...一般論と、経験です」
「一般論ね(←軽くあしらう風)」
「htmlメールに対応してないメーラーを利用してるユーザーも多いし、ウイルスの対象にもなりやすいし...。ユーザーにちゃんとhtmlメールを希望するかどうか、確認してからならいいと思いますけど。」
「あ、そう。まぁいいや。じゃぁ」

・・・「情報発信者」(=クライアント)って、ホントにユーザーの事考えない人が多い。
とくにwebの場合、自分が実体験として「迷惑」とか「ウザイ」と感じた事がないと、「そう感じる人がいるかも」という事を想像する事すらできない。そういう人に、対して懇々と説明しても、ダメなのだ。具体的なデータを提示して、「●%の人が迷惑だと感じているという結果が出ています」と言わない限り、ダメだろう。
大手で資金のある制作会社や企業は、ユーザーテストを念入りにおこなって、「使い難さ」や「問題点」を自ら実証して、改善しているわけだが、それができる作り手って、実際は一握りだと思う。すごく大切な作業なんだけれども...。


webに限らず、大衆を相手にしたモノを作っているクリエイターは、「ユーザーの立場に立って作る」のが絶対的な基本だと、私は思っている。だから私は、自分が作り手に回っても、ユーザーとしてその作品を見、考えるようにしている。
(だからといって、全てのユーザーのニーズに応えられるわけではないけどね。それは、制作者のコンセプトとかポリシーによる所。)でも、自分がそう思っていても、それを「ボス」に理解して貰えなければ、意味がない。

今の私は、その「理解させる」力がまだまだ足りないな〜と、最近つくづく感じる。そこは、コミュニケーション力とも関連しているのかも知れない。

「アンタがそう言うなら、そうした方がいいんだろうね」
と言われるようになれたら、ベストなんだろうけど。。。

投稿者 you-me : 2002年12月11日 23:23

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