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2001年09月18日

意見とか思想とか。

私は、考え事をよくする。
っつーか、考え事をしていない時ってないんじゃないだろうかと思う程、常に何か考えているような気もする。

インターネットをしていて、どっかのケイジバンに出入りしたりしていると、何らかの論争に巻き込まれる事が間々ある。(それを論争と捕らえるかケンカと捕らえるかで、その掲示板のレベルがわかる気がする。あくまで個人的意見だが。)

私はさっきも言ったように、考え事をするのが好きだし、そうしていろいろ考えた事を発言する事も嫌いではない。というか、むしろ他人に聞いてもらって、そういう私の考えに対して色々意見を聞いてみたい。同じように思っているとか、そうでないとか。

思っている事を発言する時は、私なりにその発言には自信を持っている。それは、その発言に至るまでものすごく考え抜いている事が殆どだから、当然といえば当然だ。自信がない事はあんまり口に出さないし、出したとしても「自信ないけど」という注釈をつけると思う。
まぁとにかく、私は私の信念に基づいて、自信を持って発言するわけだ。

すると、いくらかのリアクションが返ってくる。
「同感です」「あなたはそうかもしれないが、私はこう思う」などの意見は、非常に嬉しい。「同感」はもちろん、反対意見や別の意見などを読むととても参考になる...というか、「あぁ、なるほどね〜、そうも考えられるか」とか「う〜ん、その意見はちょっとどうかと思うなぁ。なぜならその考え方だと...」とか、また私がいろいろ考えるキッカケになってくれる。そうやって考える事によって、自分の考えの中で「これは間違ってたかも」という事に気付いたり、「やっぱり間違ってなかったな」と確信できたりするのである。
結果、「あぁ、いい討論だったなぁ」と思えるのだ。

ところが、必ず(100%、必ず!)、不可解なリアクションをする人々がどこにでもいる。
「あなたの意見を押し付けないで下さい。そう思わなきゃいけないように感じてしまいます」
なんてのが一番「バカいってんじゃないよ」と思うレスだ。
押し付けるって何だ。私が力づくでアンタを監禁して、「ウンと言え!言わないとヒドイ目にあうぞ!」とでも言ったならわかるが、私はただ、私の意見をその場で述べたまでの事だというのに。見た事も話した事もないアンタに、どうやって意見を押し付けられるというのか。

私が自信を持って言った意見を、受け入れるか否定するか聞き流すか、それを決めるのはそれを読んだその人自身ではないのか。
確固たる自分の意見がない故の弱さを棚に上げて、全くオカド違いの非難を堂々とする神経がわからない。小さな子供じゃあるまいし。

また、もっとよくいる困ったちゃんは、自分の意見と違う意見に対して、あからさまに低レベルの攻撃をする人々。
ま、この人種は少なくとも自分の意見を持っているのだから、上の人種よりはマシとも言える。でも、「自分の考え以外は認めない」という恐ろしい思想の持ち主なので、困った度の高さは否めない。

先日起きたアメリカへの自爆テロに加担した人々は、きっとそれまでの人生、「たった1つの価値観」で生きてきたのだろう。
自分のいる世界が絶対、自分の考えが絶対。

...自分が絶対だ、と思う事に関して、私は全面的に否定するつもりはない。思うのは自由だ。それはどの思想をとってもそうだと思う。他人から見たらどんなに理解できない事だとしても、その人にとってそれが「正」なのであれば、それはそれで構わない。それでその人が幸せになったり救われたりするのであれば、尚よろしい、と思う。(ま、その思想自体が、他人に迷惑になるような事だったり被害を与える事だったりした場合は問題外だが。)

でも、決して、「自分が絶対」と同時に「他は悪」としてはイケナイ。(と私は思う。)さらに、「他は悪=攻撃してもいい=撲滅せよ」と考えてはイケナイ。(と、私は思う。)

小さな掲示板の世界でも、大きな宇宙的規模の世界でも、それは共通だと、私は思う。

投稿者 you-me : 2001年09月18日 19:16

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