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2005年12月31日

私的2005年 vol.1

今年は、本厄だったんですよ。

基本的に、そういう系のこと(の中でもとくに悪いこと)は信じないタイプなんだけども、さすがに行っとくべきか、と思って厄よけに行ったことからスタートした2005年。

厄年らしかっといえばらしかった....のか?

いや、そうでもない。
楽しかった。
…間違いなく楽しい1年だった…のだけれど、その中で、まぁ強引に考えればちょっと「厄」っぽかったかも?と思えた「仕事面」を、まず振り返ってみる。

去年、「すぐやめる」と公言していた仕事は、予定通り辞めた。
正直、その会社についてもう殆ど思い出せないほど過去のことになりつつある。
一応、丸一年勤務したはずなのだが...(;´Д`)

まあ、フリーとか期間契約とかで多くの会社に出入りしてきた私の中には、関わった期間は短かったけれどとても印象に残っている会社もあれば、そこそこ長く関わったのに全く印象に残っていない会社もある。

今、それらの会社を掘り下げて考えてみると、印象に残るか残らないかの分かれ目はやはり「人」にあったような気がする。

そういう意味で、春から勤務をしていた六本木ヒルズの某企業は、たった数ヶ月しか関わらなかったけれど、ものすごく印象深い。

六本木ヒルズに勤務する、という面白さ。
時代の先端を走る企業で仕事をするという面白さ。
勤務中の会話は隣に居てもメッセンジャーだし、自分の席に着くまで幾重ものセキュリティチェックをくぐり抜けないといけないし...。
ある意味、とてもドラマチックな体験だったと思う。

そして、そんな感じだから人間関係も機械的なのかと思われるかも知れないが、全然そうではなかった。
…いや、人によるのかも知れないが、少なくとも私は、メッセンジャーでのコミュニケーションに慣れていたこともあってか、とても楽しく、快適な人間関係を築けたと思う。

正直、会社を辞める時、あんなにサビシく感じたのは久しぶりだった。
ある日偶然見つけてしまった、私がかねてからやりたいと思っていた仕事。
それをやるために、派遣契約期間の半分も勤務していないのに辞めることを決めたのは間違いなく自分だった。

にも関わらず、一緒のチームだった人たちは「やりたい仕事をやるのが一番いいよ」と、お別れランチ会を開いてくれ、寄せ書きを書いてくれ、お花やプレゼントをくれ....。
たかが1派遣社員にそこまでしてくれて、心のこもった言葉をかけられた日には「やっぱり続けます!」と、何度も言いたくなった。

本当に、楽しい5か月でした、ありがとう。(と今さらここで言っても仕方ないが。)


さて、そんな楽しいヒルズライフを捨てて、飛び込んだ先は....。

あの、、、、頭から勢いよく飛び込んだら、水が入ってなくて大怪我しちゃったという感じ?

はっきり言って、思い出すのも回想するのも忌々しい(# ゚Д゚) ...

世の中には、悪党もいるし、バカもいる。
自分も含めて、なんてバカの多い世の中なんだ、と。
呆れ果てて怒る気力も失せてしまうような体験をした。

お願い。
バカなのは構わないから、他人の人生を巻き込むのだけはやめようよ..._| ̄|○

…って、どんなにお願いしても、きっとバカには伝わらない。

まあ、大怪我したのは確かなんだけれども、怪我してわかることもあったし、こんなバカな怪我すること自体なかなかない経験だったので、そういう意味では面白かった。
刺激的な出来事ではあった、、、かな。


そして、溺れる者は藁をも掴む...といっては失礼だが、大怪我をしたところにタイミング良く差し伸べられた手を、若干迷いながらも掴んでしまった2005年後半の私。

私にしては、我ながら安易な選択をしてしまったか?とも思うのだけれど、でも、たぶんここでこの道を選ばなくとも、いつかもう一度選択しなければならなかった道だったかも知れないので、結果的には良かった気がする。

一度は、「その道」から外れることを選んだけれど、いつかはまた戻ってくるだろうと思っていた道。「その道」を外れたとはいっても、すぐ隣の道を歩いていて、いつも「その道」のことを意識していた。

そして今回「その道」に戻ってみて、思った。

「もうこの道は私の歩くべき道ではない」


隣の道を歩きながらも、ずっと気になっていた、ずっとひっかかっていた道だったけれど、もう、いい。もう、違う。
手を差し伸べてくれた人には申し訳ないけれど、私がこれから歩きたい道は、「その道」ではないとはっきりとわかってしまった以上、そこを歩き続けることはしたくない。


私が行く道。行きたい道。
今さらながら、それがわかった1年だった。
もちろん、それが正しいのかどうかはわからないけれど、今はそれが正しいと思って進もうと思う。

もし正しくなかったとしても、その道が行き止まりだったとしても、とりあえず行かなきゃ気が済まないのが私だし、行き止まってもすぐ別の道に切り替えられる。
この切り替えスイッチが、私のは案外高性能なので、ラク。


さて、行きたい道を行くために、来年まずどうしようか。
その作戦を考えながら、2005年を見送ることになりそうだ。

投稿者 you-me : 2005年12月31日 15:40

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