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2003年06月17日

腐った豆

ここ数日、納豆を食べ続けてみた。

...って別に実験をしたかったわけではない。単純に、無性に納豆が食べたかったので、我慢せずに飽きるまで納豆でいってみようと思っただけである。

しかし、飽きないぞ、納豆。

納豆を好きになったきっかけは、ハッキリと覚えている。
そのきっかけとは「小学校の給食のおかず」だ。

我が家に於ける納豆の食し方...これは、父親の好みの問題だったように記憶しているが、食卓に納豆が登場する時は必ず「卵納豆」とでも言うのか、溶き卵と合わさった状態のものが、おかずと一緒にテーブルの真ん中に置かれていた。私はコレが嫌いというわけではなかったが、別に「美味しい!」「大好き!」と思った事もなかった。そして、納豆とはそうやって食べるものだ、と思っていた。

ところが、小学校4年で転校した先の学校給食で出てきた納豆は、私がそれまで思っていた納豆とは異なっていたのだ。家で見る、卵の泡の中に沈んでいるようなものではなく、本当にただの「豆」状態。私は「これ...このまま食べるのか...(・・;)」と少々ひるんだ。
でも、外食(っていうのか、給食も...)は極力残さないで食べたいと思う貧乏性な私である。周囲を見れば、皆は事も無げに納豆を食べているし...。

覚悟を決めた私は、その「豆」をかきまぜ、だし醤油をかけて、食べてみた。
「・・・・・・美味いかも。。。」
不思議な事に、卵で溶いた時よりも「豆っぽさ」を感じないというか、臭みを感じないというか。とにかく、その時私は「納豆って!納豆って!!こんなに美味しいものだったのか!」と悟ったのだった。

とはいえ、家に戻って「納豆は卵入れないで食べようよ〜」と提案しても、主が「卵入りじゃないとイヤ」だというのだから仕方ない。私の分だけ分けてくれてもいいようなモンだが、私的にもまぁそこまでして...というのもあり、時折給食に出る納豆が私の納豆欲(なんだそりゃ)を満たしていた。

そして、一人暮らしの今、思う存分に&思いどおりに納豆を食する日々である。
ゴハンなんて必要ない。納豆を主食におかずを食べるような勢いだし、あんまりお腹が空いてない日は「鶏の唐揚げ」だけを食べるか「納豆」だけを食べるか、という事すらある。

大豆を腐らせて食ってみよう、と思った最初の人...。アンタは偉いよ。

投稿者 you-me : 2003年06月17日 00:11

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