« こんな番組を見ています・火曜日編 | メイン | 着メロ »
2004年05月22日
ひだりきき。
知っている人は知っていると思うが(当たり前)、私は左利きである。
左利きには、右利きの人には気づかないような苦悩(というほどのモンでもない)が結構ある。
生まれた時から左利きである人間が、最初に「左利きゆえの壁」にぶつかるのは「ハサミ」ではないだろうか。お箸やエンピツなど、すでに左手で利用を始めているものはあるのだが、「不便だ」と感じる事はあまりない。
最初に「左利きって不便だ」と感じるのが、幼稚園や保育園等の工作で使う「ハサミ」なのだ。
ただ、正確に言うと、たぶん幼稚園当時に「左利きだから使いにくいんだ」という自覚症状はないと思う。
はっきりと「左利きは不利だ」と意識するのは、小学校に入学して体験する「習字」の授業だろうか。
「とめ」「はね」「はらい」が全て逆になるのを避けるため、手首を逆に返し、非常に無理のある姿勢で字を書く事になる。
私の場合、結局「こんなに面倒なんだったらヘタでも右手で書いた方がマシだ」とすぐに悟り、筆は右手で持つようになった。
小学校生活の中では、図工、技術家庭科、体育などで不自由を感じるわけだが、私の場合、ボールを投げたりするのは右だったので、小学校の体育ではあまり不自由を感じたことはなかったと記憶している。
中学生になると、英語の授業が始まって、試験勉強をしたりノートをとったりしているときに手(のヘリ?)が汚れる事に気づく。
英語に限らず、国語以外の教科は、大抵横書きなので、ノートの左→右という流れで文字を書いていくため、左手の下のヘリが文字の上をなぞることになる。=手が汚れる。
まぁ、右利きの人は原稿用紙など縦書きの文章を書くときには右手のヘリが汚れるんだろうが、汚れるシチュエーションが左利きよりは限定されていると思う。
この現象の応用(応用?)としては、筆記具が万年筆や水性ボールペンの場合、手が汚れるだけでは済まない(書いた文字が乾くまで次の文字に進めない=文字がこすれてしまうから)という大変不便な問題がある。
あと、中学時代の左利きにまつわるエピソードとして....
小学校時代「体育は右利きだったので不自由を感じなかった」と書いたが、中学の部活でバレー部に入った時に「くそぉ、私がサウスポーだったらのチームにとってプラスだったのに...._| ̄|○...」と、右利きである事を切なく思った。
(ちなみに、ラケットを持つスポーツ(テニスや、卓球など)に関しては、左利きなのだ。しかし、野球は右投げ右打ち。サッカーボールも右足で蹴る。球技は全般的に右だな...)
そうそう、高校時代に発見した事実がある。
当時、ものすごく気に入っていた可愛い絵柄入りのシャーペンがあり、私はそれをよく使っていた。が、いつもそれを眺めながら、「なんかヘンだなぁ」と思っていた。
そしてある時、気づいたのだ。
「左ききは、ペンに書かれている模様の上下(天地)が逆にしか見えない」ということに。
口で説明するとわかりにくいが、実際に近くにある、胴体に何らかの文字が書かれている筆記具を持ってみればわかると思う。
たとえば、「A」という文字が書かれた筆記具を右手で持ち、紙に何か文字を書こうとする時に視線を筆記具に向けると、ちゃんと「A」という状態で文字が読める。
が、その筆記具を左手に持ちかえ、同じように紙に何か文字を書こうとする時に視線を筆記具に向けると....
あらビックリ、「A」ではなく「∀」という状態でしか見られない〜〜! Σ(゜д゜lll)でしょ??
・・・くだらない、と思うかも知れないが、こんな些細な事だからこそ、気づいたときにはある意味すごくショックであった。
さて、社会人になって左利きを実感する局面というのは、ズバリ「飲み会」等の時。
座席を選ぶにあたり、一番左端の席にさりげなく座らなければ、隣の人と箸を持つ手(肘)がぶつかるのだ。大した事ないように思うかも知れないが、これが結構ウザイ。
自分としても食べにくくなるのはイヤなので、座席選びにはいつも気を遣うようにしている。
というわけで、長々と「左利き・苦悩の人生」を語ってきたが、実はこの文章を書くきっかけになった出来事が先日仕事中にあったので、それを紹介してシメることにする。
その日、私はネットで調べものをしながらノートに重要な事項をまとめる作業をしていた。
「ネットをしながら何かをノートにメモする」という作業は、いつも当たり前のようにやっている事なので、その時もごくごく当たり前にその作業をしていた。
すると、定年間近のお偉い上司が私の側を通りかかり、ふと私の作業を目に留めて、言ったのだ。
「いいねぇ、両手が使えて〜」
言われて、私は初めて気付いた。( ゚д゚)ハッ!
右手でマウスを操りながら、目はパソコンの画面を追い、左手でメモをとっている自分。
そうか、右利きの人はマウスから手を放さなければメモをとれないのか....
久しぶりに、「左利きも悪くないな」と思った瞬間であった。
投稿者 you-me : 2004年05月22日 23:53
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.cutebeat.net/cgi/blog/mt-tb.cgi/174